成田眞

成田眞

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名古屋市出身。愛知教育大学教育学部を経て、東京藝術大学音楽学部声楽科を首席で卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。声楽を中川牧三、畑中良輔、小野光子、平野忠彦、カルロ・メリチャーニ(イタリア・ミラノ留学中)の各氏に師事。

類まれな才能は学生時代から注目され、18歳より演奏活動を開始。1991年、1993年には、東京藝術大学主催「メサイア」「第九」のバス・ソロに選ばれた。コンサートにおいては、バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」、ハイドン「四季」、ヴェルディ・モーツァルト・フォーレ・デュルフレ・ドヴォルザーク「レクイエム」、モーツァルト「戴冠ミサ」「ハ短調ミサ」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」、ブルックナー「テ・デウム」、ロッシーニ「スタバト・マーテル」等々、これまでに、内外の著名な指揮者や交響楽団との共演の数は枚挙に暇がない。   

オペラにおいては1995年横浜シティ・オペラ公演「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロ役で本格的デビュー。二期会本公演では「椿姫」「カルメン」に出演。グスタフ・クーン指揮《サントリーホール・オペラ・シリーズ》、東京フィル《オペラ・コンチェルタンテ・シリーズ》に定期的に出演する。《小澤征爾音楽塾公演》「ドン・ジョヴァンニ」、《ヘネシー・オペラ・シリーズ》「魔笛」、《東京のオペラの森》「エレクトラ」「オテロ」では、数少ない日本人キャストとの一人として小澤征爾氏と共演。また、《サイトウ・キネン・フェスティバル松本》ではオペラやコンサートのソリストとして、また、東京オペラシンガーズ(プロフェッショナルコーラス)の一員として毎年参加している。

1996年、1997年には、日豪親善コンサートの日本側ソリストとしてシドニー・オペラ・ハウスに招かれ、「第九」のバス・ソロをつとめる。また、2005年には、ウイーン楽友協会ホールにおいてのヴェルディ「レクイエム」のバス・ソロとして出演、海外においても披露され大喝采を浴びた。

田園調布学園大学講師、日本体育大学・同女子短期大学部非常勤講師、日本・ロシア音楽家協会会員、二期会会員。